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チュベ・ド・ショコラのチョコレートの原料になっているのは、ガーナ産のフォラステロ種というカカオ豆。
カカオ豆は、その学名を「テオブロマ」といい、それは『神様の食べ物』という意味合いを持ちます。太古からカカオは薬として重宝されていたということもあり、この名前がつけられたのでしょう。
カカオ豆は赤道付近の国々を主な産地とし、それぞれの産地で風味が異なります。例えば、エクアドル産のカカオは、フルーティでバランスのとれた香りだとか、パナマ産のカカオは、かすかにフルーティで昔ながらのココアの香りといったように。そして、ガーナ産のカカオ豆は深みがあり、昔ながらのココアの香りで、より複雑な豆にいいバランスを与えているのが特徴です。
また、カカオ豆の種類は主に3種類あります。
・クリオロ種:「クリオロ」とは「自国のもの」という意味で、中米地域を原産とします。病害虫に対する抵抗力が非常に弱く、栽培は困難です。味の面では、苦味が少なくマイルドです。
・フォラステロ種:チュベ・ド・ショコラで使用しているこのフォラステロ種、「フォラステロ」とは「外国のもの」という意味で、アマゾンやオリノコ川流域を原産とします。クリオロとは対象的に、病害虫への抵抗力も強く、栽培しやすいのが特徴です。味の面では、渋みと苦みがやや強いです。
・トリニタリオ種:上のクリオロ種とフォラステロ種を交配させたもので、両者の中間的な性質を持ち、栽培しやすく、良質なのが特徴です。形も味も様々です。